心が動いた話

「明日への言葉」を含め、ラジオやテレビ番組の感想を書いています。

まるで上手に年齢を重ねた女性のような色

【明日へのことば】
  祈りの色を染める
染織史家 吉岡幸雄さんのお話だった。



秋田宏著・明日へのことばまとめ










今日のお話で

特に印象に残ったのは

「天然の染料だと、派手、きらびやかは問題ではなく、色の見えている裏にまだ色が見えているというか、眼球の中の裏にまで入ってくるように見えるんです。」という言葉でした。



これこそ、自然が生み出す色の「不思議」なのだなぁと思いました。


化学染料にない奥行きと柔らかさ。


そしてふと思いました。

化学染料は

たとえるなら

存在そのものがキラキラ輝いていて激しい存在感を持つ若者。

飛び込んでくるスパーク(スパーク - Wikipedia


それに引きかえ

植物性染料は

まるで

上手に年齢を重ねた素敵な女性のようだと思いました。

「色の見えている裏にまだ色が見えているというか、眼球の中の裏にまで入ってくるように見える」・・・本当にそういう女性になりたいものです。(^^)