心が動いた話

「明日への言葉」を含め、ラジオやテレビ番組の感想を書いています。

女性医師だからできたこと


糖尿病患者と向き合う
東京女子医科大学名誉教授 大森安恵さんのお話だった。




秋田宏さんのまとめられた明日への言葉

http://asuhenokotoba.blogspot.jp/2015/11/blog-post_9.html




糖尿病患者は

子どもを産めないという現実を

本気で変えるのは

死産の持った女性である自分しか

いないと

糖尿病と妊娠の分野を開拓した大森医師。


世の中の糖尿病の女性にとって

そして子どもがほしい夫や

家族をにとって

どれほど有難いことだっただろう。



男性医師ばかりしかいなかったら

いまだに、その分野は開拓されなかったかもしれないのだ。


それを考えると

産婦人科の分野は

もっともっと女性医師が

増えてほしいと思う。


産婦人科ばかりではない。

やはり

すべての分野において

女性と男性が同数であってほしいと

私は思う。


それは

男女同権という角度ではなく

男性性と

女性性の

バランスがとれたときに物事は一番理想的な方向に

進んでいくと思うからだ。



1968年に

「2001年宇宙の旅」という映画が

流行った。

https://www.youtube.com/watch?v=-LDxIlHKiqY

https://www.youtube.com/watch?v=nUGSMpxZNgA

https://www.youtube.com/watch?v=cEwW3UXKfSI

その時、私は9歳だった。

心に残っている印象は

女性宇宙飛行士が

少ないということだった。


2001年には

男性と同数の女性宇宙飛行士が

活躍しているだろう。。と。


映画の中での2001年になっても

女性が半数いないことに

がっかりした覚えがある。



2013年の段階では

男女比が9:1のようだ。

http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c1310_1.html


理由は

能力ではなく

女性が生活の負担を

肩代わりしていることだと思う。




結局、行き着くのは

子どもを生み育てる母性としての

期待される役割。。

介護者として背負わされる負担。。という諸問題。




でも、私は今、別の角度から

かすかな希望を持っている


それは

性のありかたが多様になってきたことだ。


「アセクシャル」という言葉を

知っているだろうか?

私も最近、知ったのだが

異性にも同性にも

恋愛感情を持たない人たちのことを

アセクシャルという。


今までも、歴史の中で

いたはずなのだが

「アセクシャル」という言葉がなかったため

大勢の中に埋もれてしまったのではないだろうかと思う。


アセクシャルの人は

子どもを作らない。

何かの犠牲になって

結婚をあきらめるわけではない。


もともと恋愛するという感情も

発想もないので

もし、宇宙飛行士になっても

障害が少ないと思う。


また、レズビアンや

バイセクシャルの人たちも

もっと生きやすい世の中のなれば

今の女性問題を根本から変えられる力になるかもしれない。


女性である差別を

理解したもの同士の結婚は

女性だけに

家庭内のすべての負担を

背負わすなどという不公平なことを

良しとしないはずだから。


家庭が変われば

社会も変わる。



今は少数派で

少しずつ、認知されつつある

LGBTが

社会にはびこる女性問題を

根本から変える力にもなるかもしれないと

思い出した私だ。