心が動いた話

「明日への言葉」を含め、ラジオやテレビ番組の感想を書いています。

76歳で大学入学82歳で卒業

今朝のお話は、内山章子さんの「いつまでも学びの心を」というお話でした。


学生時代に、勉強したくても出来なかった「心の飢え」が

ずっとあったのだと話されていました。



お母様を看取り、ご主人が亡くなられた後、

大学に入学したそうです。



「60~70(歳代)は、花盛り」という彼女の言葉が

印象的でした。





ふと、私も自分のことを

振り返ってみました。


そういえば、中学で不登校になり、

学校に行けなくなりました。

それまで自信があった英語の成績がぐんぐん下がり

5段階評価で「5」から「2」まで落ちてしまいました。


高校は

出席日数ぎりぎりでなんとか卒業。


比較的入りやすい大学に推薦してもらってのですが

恋人の自殺で気力がなくなり

自主退学してしまいました。


その後、カウンセリングにかかり

なんとか回復、

結婚して二人の子供を

育て始めました。


子供が親離れしていく心の寂しさを

埋めるために

選んだのが英語の勉強でした。




そして今、子供が巣立った後も

勉強したい熱は

おさまりません。


今は、フランス語を勉強しています。


そして、もうひとつ、興味を持ち始めたのは

アラビア語です。

フランス語のサイトで

まったく読めない文字で訳されているページがありました。


それがあまりにも

わからないので

ちょっと悔しくて

調べてみると

アラビア語でした。


アラビア語は

国連の公式言語のひとつにも

なっていることを知り

興味を持ち始めました。


私にとって

新しいことを知るのは

とても楽しいことです。


そんな私が

こんなに今、勉強をしたがるのは

若い頃に

勉強できなかった「心の飢え」が

原動力になっているのだなぁと

今日のお話で

気づくことが出来ました。




元不登校というのも

おつなものです。

どこまでも

勉強したい好奇心を

老後に備えて持てたのですから。