心が動いた話

「明日への言葉」を含め、ラジオやテレビ番組の感想を書いています。

子供たちの止まり木と親たちの止まり木



秋田宏著まとめ

明日への言葉: 白旗眞生(Kiitos代表)     ・子どもたちの”止まり木”に





話を聞いて

印象に残った言葉は

施設に預けられていた子供が

「親を探して殺したい」と言ったという言葉だった。

この言葉を二人の子供から

聞いたという。


こんな言葉を言う子供たちを

酷いなぁと感じるかもしれないが

その子供らの事情を知ると

そういう気持ちを抱くのもわかる気がしてくるらしい。


こういう言葉を打ち明けられも

いつか

「あの時はつまらないことを言ったな」と

本人が思う時が来るように

関わっていきたいと言っていた白旗さんの言葉に感銘を持った。



また

家庭で食事をきちんと与えられない

子供たちは

あまり野菜を食べたことがないという。


これも考えさせられた。


大人もそうだろうな。

野菜は意識して取らないと

ついついおろそかにしがちな栄養素だ。


肉や魚は

焼いたり、それだけでおいしく食べられたりするので

比較的調理がしやすい。

それに肉などは

子供に喜ばれやすいのに

野菜は

美味しがって食べてくれる確率が低い。

そうなると

食事をゆっくり作る時間も精神的余裕もない親たちにとって

野菜料理を作る気にならないのは

当然なことかもしれないな。


「キートス」のようなところがあって

本当によかった。




寄付で支えている人たちの心も

ありがたいと思う。



そして

私がもうひとつ、気になったのは

子育て中の親を支える「止まり木」も

必要なのではないだろうかということ。




大人は

成人しているので

自己責任という見方もあるが

こどもの生育に健全なかかわりを持つことができない親たちは

「負の連鎖」の被害者でもあったりする。


負の連鎖の末端の子供たちを

助けると同時に

その親たちの心の支援になる止まり木も

必要なことかもしれない。