私は、今までパレスチナのことは
意識して考えたことはない。
遠い国のお話だと思っていた。
だから、ちょっと題名に惹かれた。
「人間の尊厳を問うパレスチナ文学」
人間の尊厳といわれたら
共通項がある。
尊厳。。。。
お話は京都大学大学院教授 岡 真理さんだという。
もちろん、今まで知らない人だった。
熱い口調で苦しそうに
語っていたのが印象的だった。
ガザは完全閉鎖(必要最低限の食料だけが入ってくる)されていた。。。完全閉鎖というのは、精神的に内側から蝕まれていく状態になる。それは、生きながら死ぬということ。
そういう状態を選ぶよりも、空爆で死ぬほうを死ぬほうを選びたくなる心境について解説していた。自爆テロも、そういうような心理的背景が大きく影響しているのだと言って
いた。
私には、想像もつかない状況。。。。
けれど、そんな中にあって
決して、人々は路頭に迷わない。
暖かくお互い助け合って生きているらしい。
これって、よっぽど
日本よりも
ましかもしれないね。
岡さんがパレスチナ文学の中で
一番伝えたいことは
「こんな悲惨な状況にありながら
人間としてあり続けようとする人間の崇高さ」なのだという。
私は、なんだか、いろいろ知りたくなって
図書館に以下の本を予約した。
「アラブ、祈りとしての文学」 岡 真理/[著] みすず書房 図書
「ホロコーストからガザへ パレスチナの政治経済学」 サラ・ロイ/著 青土社
「ガザ通信 サイード・アブデルワーヘド」/著 青土社
どんなことを私は感じるのだろうか。
感想はのちほど。