心が動いた話

「明日への言葉」を含め、ラジオやテレビ番組の感想を書いています。

日本人であるという自覚と 国際人であるという認識

【昭和史を味わう】
  もはや戦後ではない
ノンフィクション作家 保阪正康


秋田宏著・明日へのことばまとめ

http://asuhenokotoba.blogspot.jp/2016/06/blog-post_6.html




保阪正康のホームページ




今日の話で

印象に残ったことは

「平和条約締結後に歯舞、色丹両島を返還するという事を述べている。
平和条約の締結、今も結ばれていないが異様な感じがする。」という言葉だった。


北海道にずっと住んでいる私にとって

ロシアとのことは、地理的に近いので

身近に感じてしまう。





北方領土問題








いろいろ、難しい問題のようですね。

私にはよくわかりませんが


日本から見た北方領土と

ロシアから見た北方領土


その両方を

しっかり見据えたいと思いました。



私は日本人であるという自覚と

国際人であるという認識とを

常に持っていたいと思いました。


実際には

日本人であるという見方から

自分の住む国の利益を優先するとしても


違う見方があることだけは

いつも知っていたいと思いました。






まるで上手に年齢を重ねた女性のような色

【明日へのことば】
  祈りの色を染める
染織史家 吉岡幸雄さんのお話だった。



秋田宏著・明日へのことばまとめ










今日のお話で

特に印象に残ったのは

「天然の染料だと、派手、きらびやかは問題ではなく、色の見えている裏にまだ色が見えているというか、眼球の中の裏にまで入ってくるように見えるんです。」という言葉でした。



これこそ、自然が生み出す色の「不思議」なのだなぁと思いました。


化学染料にない奥行きと柔らかさ。


そしてふと思いました。

化学染料は

たとえるなら

存在そのものがキラキラ輝いていて激しい存在感を持つ若者。

飛び込んでくるスパーク(スパーク - Wikipedia


それに引きかえ

植物性染料は

まるで

上手に年齢を重ねた素敵な女性のようだと思いました。

「色の見えている裏にまだ色が見えているというか、眼球の中の裏にまで入ってくるように見える」・・・本当にそういう女性になりたいものです。(^^)











命ある限る遅いことはない

”日常にある奇跡”を撮る
写真家 ハービー山口さんのお話だった。


今日は、「らじるらじる」をパソコンで聞きながら

心に残った言葉をここに書いてみました。


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モノクロ写真・・・色がない分、状況が伝わってくる


撮影方法・・人を撮るときは「素敵ですね、撮っていいですか?」「人の希望を撮っています。」と笑顔で声掛けをして、リラックスしてもらって撮る。

そして、その人の幸せを祈って、シャッターを切る。謙虚な気持ちで、「この一瞬こそ、大切」と思って撮る。


構図・・縦位置・・その人の本質が撮れる


頭上を広くあてると希望が写る

靴まで取るとリアリティーが写る


逆光・・美しさ



<少年時代>

病弱で辛かった。誰も仲間に入れてくれなかった。

孤独と絶望、疎外感をずっと感じていた。

弱者に対する意地悪な視線も。


欲しかったのは

1秒でもいいから

自分に向けられた笑顔。

14歳の時

せめて写真の中だけでもと

思って撮り始めた。



写真を撮ることで

自分の可能性をちょっとだけ感じた。

だんだんと人にカメラを向ける勇気が出てきた。




「人が人を好きになれる写真」を撮りたい。

人の心を優しくする写真を撮りたい。

そうすることで弱者と言われる人々の、居場所を作りたいと思った。



ロンドン・・音楽が好きだった。プログレスブロック・・音楽が綺麗だった。

      ロンドンでは自分の過去を誰も知らないという自由があった。

      役者になって生活費を稼いだ。ビザも伸ばした。

      見に行った写真展のギャラリーで出会った写真家に誘われた。

      そこで一晩暗室を借りて現像した。

      ロンドンでは10年住んだ。自分を作り変えてくれた。








14歳から写真を始めて50年たって受賞した。










写真家として、心がけていることは

自分をいつも新鮮にしていること。

そのためには、いろいろなものを吸収し続けること。





大学では良い写真を撮るための人間としての基礎力を教えている。

礼儀もそのひとつ。


どんな凡才でも

自分に与えられたペースを継続することで

考えられなかったところへ行ける。



本当に撮りたいものに

出会ったときに

写真家としてのスタート。

それは、命ある限る遅いことはない。

そしてそこから

「汗をかくこと。」




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とても、良いお話だった。

特に、「スタートには遅いことはない」という言葉が心強かった。


そして、ハービさんの写真集を

見てみたいと思った。

図書館にあるかな。

アマゾンで中古で出ていないかな。(^^)


探してみよう。